進行中の対局リプレイが前半30分をむかえております。
ここでまたちょっと小休止して、遊び方を拡げるお話をしたいと思います。
今回は、プレイ進行の記録~棋譜~の作成についてです。
■試合の記録を残すには
将棋、囲碁、チェスなどの盤競技では、対局の詳しい経過を棋譜として記録し、
勝負のあらましを後に再現できるよう残すことがあります。
『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』でも、そうした対局記録を
作ることが可能です。
ここでは、このたび新たに作成しました専用用紙の紹介とともに、それを用いて
の棋譜作成方法を解説しましょう。
※記録にはゲームボードに書かれた座標を使って
棋譜を作成する際には、ゲームボード上の選手コマ(ゴールコマ)の
位置を示すのに《座標》を用います。
ゲームボード各マス内の左右に、両プレイヤーから見えるように描かれ
ているのが《座標》です。プレイヤー双方とも、マス左側の表記で正しく
読めるようになっています。縦方向の位置はA~Uのアルファベッドで、横方向の位置は数字で、
それぞれ表記して《座標》としています。〈M3〉〈D7〉というように
指定すれば、ボード上の特定の位置を示すことができるのです。
■棋譜記録シート
専用の記録シートはこちらです。
カラー/モノクロの2種を用意しました。
印刷・コピーしてご利用ください。
1枚の用紙には30手分を記録できます。試合は90~180手を要するので、
1試合を完全に記録するには、この用紙が3~6枚必要になります。
**棋譜記録シート( カラー ) > [PDF]
**棋譜記録シート(モノクロ) > [PDF]
■シートの記入方法
シートの上部は、試合の基本情報を記入する領域です。
[試合表題]欄には、試合の判別ができるようお好きな内容を入れていただき、
これに[日付]、[記録者]、[対戦者(Red/Blue)]欄が続きます。
[時間進行選択権]欄は、手番ごとに時間を進めるか/進めないかを選ぶことが
できる側を表記します。試合前半・後半それぞれについて、Red/Blueいずれかを
○で囲むなどしてマークしてください。
他、その試合に導入した特殊ルールなど、特に明記しておくべきと思われた
事柄は[備考]欄に。
手番ごとの欄の記入例はシートの最下段にあるので、気になることがある時に
そのつど参照できます。
基本的に、選手コマの移動、ボール移動の記述は座標で。
選手コマの移動欄に余裕があれば、コマ種を添えて記入しておくと、棋譜から
状況を想起する手助けになります。
またゴールコマの位置はあるべき位置が明確なので、シュート時にゴールコマ
を記入する際には、座標でなくコマ種([G]、[OA]、[L])で書いても良いで
しょう。
■おわりに
優れたプレイ、面白いプレイを、その部分の断片だけ残したり伝えたりする
にも、こうした記録方法があることは都合が良いと思います。
ぜひ自由な活用方法で利用してみてください。