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ワールドイメージをつくろう・3

 

 
 ぼんやり構想中のRPG的ゲーム群『妖精郷の住人たち(仮)』。
 舞台となる冒険世界をぼんやりイメージすべく、とりあえずワールドイメージに
込めておきたい要件をぼんやり並べて、ぼんやりした地理的概念図に落とし込ん
でみたのが前回でした。
 こうしてぼんやり概念図にしてみて、ここからだんだん具体的にしていこうって
ところで、さしあたって次に気になるのは、ニンゲン領域のサイズです。
 前回のこの領域↓が、どのくらいの広さなのか? どのくらいが適当なのか?

ファイル 135-1.png

 
 ゲーム内で中心的な舞台となるだろうエリアですし、要素盛りだくさんで密度も
高くなるところ。この範囲内を移動するだけでもそれなりに「旅感」が発生して
くれるような距離感というかサイズ感が欲しいですが、一方でプレイヤー(の操る
キャラクター)には当然、この領域から外へ出て行く旅も積極的に促して行きたい
面もあります。そのあたりも踏まえてのトータル的なスケール感が大事、な気が
します。
 そのへんもろもろ考え合わせつつ、軽く検討してみましゃう。

 
 

◆ニンゲン領域のサイズ感/何か基準が欲しいなー

 こんな風に架空世界を新しく作り出したい時、ガッツリ詰めて考えるならきっと
「どんな気候・地形で、何を育てる耕地をどれくらい得やすいか」とか、
「どのくらいの人口を支えて、どのくらいの規模の興亡をさせたいか」とか、
「どのくらいのテクノロジーレベルを想定するか」とか、
そういう諸々をちゃんと突き合わせながら合理的に進めていったりできるとカッ
コイイのでしょうけど。
 そんなアレコレ全てを立てるような土地イメージをポンと一発で生み出すよう
な才能は私には無いので、まず「だいたいこんなかなー」という広さ感を、いい
かげんでもなんでも一旦決め打ちしちゃって、それを基準として微調整したり、
他の要素の心配をしたりしていくのがいいかな。
 多少おかしな点が出来ても、それはファンタジィ的な発想で吸収していければ。
「おとぎ話感・メルヘン感重視」ですし。

 他のファンタジィ有名作では、舞台世界はどのくらいのサイズでしょう。
 参考にできないものかな。

 『指輪物語』などでおなじみトールキンの「中つ国(Middle-earth)」は、
ずーっと昔、想像上の時代の北西ヨーロッパが想定されてるって話ですね。
 『ゲド戦記』の舞台「多島海・アースシー(Earthsea)」はもうひとつサイズ
感がわからない。
 『氷と炎の歌』の「ウェスタロス大陸」は、南アメリカ大陸にほぼ等しい広さ
らしい。
 南米大陸はおよそ17,780,000平方キロ。
 較べると地中海とその周辺も含めた欧州全域もだいたいそのくらいのサイズに
なりそうで、「中つ国」も「ウェスタロス大陸」も近しいスケール感で語れる
感じっぽいです。

 
 

◆ヨーロッパのサイズを基準に考えるなら

 なら『妖精郷の住人たち(仮)』のニンゲン領域も、まずはそのくらいでいい?
って気もしちゃいますが。

 でもなんか、欧州全域くらいの地域があって、さらにその外に妖精の領域が
拡がってて「さぁ、どんどん外へと冒険に出てください!」と促しても、やや
長旅に過ぎるような気も。シルクロード踏破か大航海時代かってなもんで、
一回一回が生涯の大部分を捧げるような大冒険になっちゃいそう。
 ニンゲン領域外への旅でも正直そこまでの深刻さは求めてないので、もうちょっ
とコンパクトな世界の方がいいかも。

 ならば、こんどは妖精の領域まで含めた冒険世界全体を、ヨーロッパサイズに
仮託してみると、どうなるでしょう。

 たとえば古代のヨーロッパで、ギリシア世界や共和制ローマあたりをメインに
置いて考えてみると、そこから見れば ガリアのケルトにしろゲルマンにしろスキ
タイにしろ異質な異民族たち。ペルシア強くて怖い。
 このギリシア世界や共和制ローマのサイズ感を冒険世界のニンゲン領域にあて
はめ、対して周辺の異民族のイメージを妖精領域の住人たちにあてはめると
いう、現実にある民族伝承や物語とかのあり方と同じやり口をやってみたなら?

 現在のイタリアの面積がおよそ 301,230平方キロで、これは日本から北海道を
除いた面積にわりと近い。古代ギリシア領域もサイズのイメージ的にはそう変わら
ないっぽく思えます。
 この広さの中だけでも小国を分けて興亡とか余裕なのは、現実の歴史も証明し
ているところです。

 ――この全体的なサイズ感は良い感じな気がします。
 このスケール感で行きましょうか。

 なんとなく想起するのは、ヘロドトスの世界地図みたいな感じでしょうか。
 ギリシアの主な支配域がニンゲン領域で、その外は妖精領域。
 その果てがどうなっているかは、ニンゲンたちにとってはまったくの謎です。

 
 冒険世界のサイズ感が見えたところで、次回からはニンゲン領域の内側の
ことを考えていきましょうか。

 
 
 

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