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ベースボール編その4

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球技ルールで遊ぼう・第7回

 
 

◆投手持ち回り制・具体例を考えてみる

 さて、ここまでのような考えのもと妄想してみる投手持ち回り制。
 具体的に「試考」してみますと。

 
 ふつうにパッと考えると、守備ポジションが9あって試合が9イニングなの
だから(軟式の少年野球や草野球は7回標準のようですが)、野手が1イニン
グごとに交代で投手を担当すればいい気がしますが。

 でもそれをそのままやると、チーム内にきっと1人はいるであろう、比較的
力の劣る投手(打撃力やフィールディングを買って起用されてる選手ですとか)
が相手打線に捕まった時などに、連打を浴びるままいつまでもイニングが終わ
らない……みたいになっちゃう可能性がありますね。
 そうするとその投手だけいつまでも投げ続けるハメになってしまいます。
 投球の疲労を分担するのが目的なのに、それでは本末転倒というもの。

 
 ちなみに野球の前身といわれるクリケットだと、「正規の投球」6球で
「1オーバー」となり、アウトカウントとはまた別で一定のオーバー数に
よってもイニング終了となったりするそうです。
 この「オーバー」というのは野球に無い概念ですが、こんな風にとにかく
投球数にリミットを設ける措置を野球にも導入できちゃうなら、それで目的
に適ったゲームにできる気がします。
 競技としての景色をかなり変貌させちゃう改変でしょうけど。

 

 ●守備時は1イニングごと、投手は出場中の野手と守備位置交代する

 ●同一選手が2イニング以上投手を担当することはできない
  (これに抵触しなければ、ベンチ入り選手との交替がいくら行われても
   問題ない)

 ●イニングごとの投手交代時、他の野手の守備位置を交代させるのも
  通常どおり可能
  (レギュラー捕手が投手をする際、捕手をできる別の野手を2番の
   位置に移動させるなど)

 まずはこれを基本に、投球リミットを設けるルール追加を妄想してみます。

 クリケットルールのまんまに「オーバー」って新概念をポンと足しちゃう
のはかなり競技をややこしくしてしまうので(クリケットの場合は1イニング
でゲームが終わるからこれでオッケーなのでしょう)、「オーバー」ではなく

 ●一定の投球数でイニング終了となる
                   ……とするのが良さそうです。

 このルールを加えるというだけのことで、アウトカウントの規定や3アウト
でのイニング終了といった当たり前の既存ルールはまったく変えなくて大丈夫
です。

 またこの場合の投球数は、ストライクコースでも外れてボールでも同様に
カウントされるべきです。ファール打になった投球も。

 その上で、イニング終了となる投球数はいくつくらいが適当でしょうか?

 
 仮に[20]だとどうでしょう。

 
 攻撃側は、各打者が最大限フルカウントまでねばったとしても、1イニング
に3人の打者を送り込んでちょいとお釣りが来る球数です。
 そう悪い数ではないのでは。
「ピッチャーにより多く球数放らせて消耗を誘う」なんてセコいこと考えずに
テンポ良くバットを振っていけば、連打でそれなりにまとまった得点を奪う
ことだってできるはずです。

 1人の打者がファールでねばり続けると?
 それで20球ねばると当然、1打者で1イニング終わってしまいます。
 それはどうなの?って思えたりするかもしれませんが、ファールボールって
そもそも意味合い的には「打者の失敗」でもあるのだから、打者にデメリット
の無い現行ルールよりむしろ良くありませんかね?

 逆に守備側から見てこのルールと球数はどうでしょう。
 たとえば、わざと「ストライク入れない/全球ボール」みたいな投球をする
ことで、失点数を確実に一定にコントロールすることができてしまいますが。
 ボールだけ放ると、20球でフォアボール×5。
 押し出しで確実に2失点する計算ですが、逆にいえば3失点以上することは
決してありません。

 この失点数なら、登板するイニング担当投手の能力によっては、あえてこの
「全球ボール」をやって失点を受け入れることもひとつの選択肢、と言えそう
な気がしますがどうでしょう。
 なんにせよ、この想定失点数がバランス的に良いか悪いかで投球数のバラン
ス調整を適宜行っていけばよさそうな。囲碁のコミ変遷のように。

 
 とりあえず、9人でそれぞれ最大20投球ずつ。
 まあ体力的にもムリがなくていいんじゃないでしょか。

 というわけで、投手の負担を全員で分担する案でした。

 
 これを導入すると、ひとりの投手力で勝つのは難しいゲームになります。
 同時に投手のスター選手が生まれにくくなるかも。
(でもどうせプロレベルになれば細かく分業してるんだから別にいいじゃん、
 て気もしてます。クローザーのスター、みたいなのはすでにいるのだし)
 「猛打の上位打線」ならぬ「抑えの下位継投」みたいな新概念がたくさん
生まれるかもしれませんよ。
 また固め打ちでの大量得点がやや発生しにくくなるので、「ひとたび劣位に
立つと ゲームが進むほどにその優劣差が拡大されやすくなっていく」という
現在のゲーム構造の是正にもなっていったりしないかなあ。なんて。

 
 野球については他にも、

 競技時間をもっと短くor一定にできないもんなの?……とか、

 野球で言う「試合の流れ」とか「打線のつながり」とか正直よく分かんない
んだけど何なの?……とか、

 「野球は2アウトから」とか通ぶって言うオッサンに遭遇するたび
「なら1アウトでチェンジってルールにしちゃえばいいじゃん。
 なんでそうじゃねーの?」って訊きたくなっちゃうよ……とか、

 いろいろ思ってることはあるので、そのうちまた いじり方を思いついたり
したら、いじって遊びたいと思いますよ。