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ダンジョン(クローズド環境)探索ものゲームの制作・その5

 

 
 遊ぶためのゲームフィールドをどう表現しようか……の検討つづき。

・カード等で個々の「場所」を表現
 「そこに居るモノ/ある物」をシンボリックに描く
・複数の「場所」をつなげて「ダンジョン」を構成するのが基本
・「場所」間のつながり方も抽象的な表現でいい

……というのをベースとして、今回は単一の「場所」に話を絞って、どんな
情報を、どんな風に構成して表現しようか、考えていってみようかと。

 

●マップ表現検討:「場所」

 1つの「場所」をカード等で表現しようとする場合、普通のやり方は
「カード1枚が場所1つを指す」という形でしょう当たり前ですが。
 1枚のカードがそのまま「場所」1つ。
 カードというモノがそのまま移動の区分を表す。
 カードに書かれていることがその「場所」にあるもの/起こること。
 わかりやすい。ていうかそうじゃないやり方なんてあんまり見ないけど?

 
 またもや懲りずに『超人ロック』から例を引きますと。
 『超人ロック』は、まさに「カード1枚が場所1つを指す」形です。
 「場所」1つには何かしらイベント1つが書かれていて(「何もない」と
いう場合も)、そのイベントにプレイヤーが対応する方法もたいてい1つ、
ないしは消極的な対処も含めて2つだったりします。
 たとえば、わりと頻繁に遭遇するイベント『警戒装置』。
 武装した警戒装置に感知されて自動攻撃を受けます。プレイヤーがこの
イベントに相対してできることは、警戒装置という機能限定キャラクターと
戦闘するか(勝って破壊すれば以後は「何もない場所」になる)、あるいは
装置はそのままに別の場所へ逃亡するか、2つに1つです。

 「場所」ごとで出来ることが絞り込まれてシンプルな分、遊ぶごとの
バラエティ感の確保は「場所」の数そのものを多くすることで行っています
(『超人ロック』のプレイフィールドはカード6×6を並べた36の
「場所」)。それとランダム配置。

 
 でもこうした、カード1枚の中に「カード1枚=場所1つ」の形は、
ひとつの「場所」の中に盛り込める情報がどうしても限られてきます。
 だからこそ扱いやすくて便利なんじゃん、って話ですが、でも
「ゲーム内容をRPG方面に寄せていきたいんだい」という当方の願望から
見ると、ひとつの「場所」に対してプレイヤーのとれる行動の幅が
どうしても限定的になってしまうところが、やや不満なのです。

 繰り返し遊べるようにすることを考えても、「なんちゃって」でもいいから
いろんな可能性が生まれるように、できるならしてみたい!

 「場所」のカード1枚々々に行動選択肢をいくつか用意して詰め込む手も
あるかもしれませんが、そんな情報でギュウギュウになったカードばかりの
ゲーム、遊ぶ前からゲンナリしてしまうでしょう。

 そこでいま考えてるのは、1つの「場所」を表現するのに、何種類かの
パーツに分けて組み合わせる方法です。まあこれも単純な、至って普通の
やり方です。
 現状案ではこう。

  ●場所
  ●そこにある物品
  ●遭遇対象
  ●魔法の存在(魔法効果) ……の、最大4種パーツ構成。

 
 各パーツの内容はこう。

  ●場所
   単一の「場所」を示す軸になるパーツ(カード)です。
   こういう地形・環境だよ、という基本的な情報を担います。
   「岩の自然洞窟だよ」とか「木造建物の一室だよ」とか、
   その規模とか。

  ●そこにある事物
   その「場所」に存在する物品や設備、はたまた起こっている
   「現象」などもろもろの事物の、主だったところを個々に
   別パーツ(カード)で表現して「場所」に添えます。
   そうするのはもちろん、事物それぞれをゲームの機能として
   利用できるようにするためです。
   登場する事物とその機能がいろいろあれば、組み合わせで
   「場所」に変化が生まれます。
   (「りゅうたま」というRPGに「オブジェクト」という
    要素があってこれが実に面白く、参考にしたいところ大です)

  ●遭遇対象
   その「場所」に存在する、生物・魔物など、自ら行動するもの
   全般です。ダンジョンRPGでは何をおいてもまずは戦うべき
   モンスター、ということになるでしょうが、そればかりでも
   ありません。
   詳しくは、遭遇、戦闘を検討していく段階で掘り下げていく
   ことになるでしょう。

  ●魔法の存在(魔法効果)
   詳しくは魔法のルール機能を検討していく段階で掘り下げていく
   ことになるでしょうが。
   その「場所」に作用している「魔法の効果」や、存在している
   「魔法の源」など、他とは分けて別パーツ(カード)で表現して
   「場所」に添えます。
   プレイヤーらがゲーム中に新たにはたらかせた魔法も同様です。

 
 ……という感じで。
 「場所」ひとつごとになかなかの情報量を要する気配ですが。
 サイズ違いカードの組み合せ、小サイズカードの導入とかも積極的に考え
つつうまいこと考えていきたい構え。