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『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』対局リプレイ・5

 
 
前回よりつづき》

 
《第8手終了時》
ファイル 27-1.jpg

 
 《赤》が着々と攻撃を組み立てつつあり、《青》は守勢な状況です。
 《青》は自陣左サイドを《赤》の[Spr]に突かれ、[Dri]と連携できる態勢を
作られました。
 《赤》は、次の《青》の対応に合わせて攻め方を変えることができます。

 では、ここで《青》はどう受けるのがいいでしょうか。
 《青》はあれこれ検討します。

 

●[Fig]を再度上げて《赤》[Dri]のルートを塞ぐ

 《赤》の[Spr]が[Dri]にボールを渡せば、[Dri]はペナルティエリア
中央まで一気に入り込むことができる状況です。《青》がこれを防ぐべく
[Dri]の斜め移動コースを切るには、まず第7手で後退させた[Fig]を
(ディフェンスライン上下操作で)再度上げる手があります。

ファイル 27-2.jpg

 しかしこれでは、第7手でいちど牽制した《赤》[Spr]の直進を
ふたたび許すことになってしまいます。良い対処法とはいえません。

 

●[Bal]を下げて《赤》[Dri]のルートを塞ぐ

 同じく《赤》[Dri]の斜め移動コースを切るのに、[Bal]を下げて
対応する手も考えられます。

ファイル 27-3.jpg

 良い対応とも思えますが、こんどは自陣中央のスペースを大きく
空けてしまうことになるのは、どうでしょうか。

 

●[GK]を前に出して牽制する

 高い位置で《赤》[Dri]の移動コースを切るのではなく、
進入することのリスクを上げる/メリットを減じることで
《赤》の意図を牽制する、という対処も考えられます。

 [GK]を図の位置に動かして、《赤》[Mov]に寄せつつ同時に
[Dri]、[Fig]がペナルティエリアに入れる図の「●」位置に
睨みを利かせることができます。

ファイル 27-4.jpg

 直接《赤》のアクションを制限する手ではありませんが、
「最後の所でやらせない」守備としては悪くありません。

 

●前方の[Spr]または右サイドの[Fig]を守備に下げる

 第1手でのシュートに使った[Spr]か、あるいは右側の
[Fig]を後方に下げ、守備の数を増やす手はどうでしょう。

ファイル 27-5.jpg

 これも直接相手の選択肢を消すものではありませんが、
先々までピンチへの対処力をもたらせそうです。
 また、[Spr]を中央ゾーンで後方に控えさせておくと、
再び第1手のように「ボールを持たせて敵陣突入~シュート」
という不意打ち攻撃の機会が狙えるかもしれません。

 
 さて《青》は、これらの中からどの手を選択するのが良いのでしょうか。
 もう少し悩みつつ、次回に続きます。

 
 
《つづく》