《前回よりつづき》
前半11分、《赤》の連続シュートをしのいだ《青》が、[GK]から[Pas]へ
ボールを渡そうとしています。こんどは《赤》の守備です。
●前半11分/第22手
《青》の[Pas]に対して《赤》は、こちらも同じ[Pas]が唯一プレッシャーを
かけられる位置にいます。しかし、双方[Pas]コマは他の味方コマと連携して
いない(隣接していない)状態にあり、《赤》が[Pas]で寄せてもすぐにボール
を奪えるわけではありません(移動してからのボール奪取では 次手ですぐまた
奪い返されることになるので)。
《青》の手も、それを見越してのものでしょう。多少《赤》コマに追い回され
ても[Pas]はボールキープできるだろう、という考えです。
そして、《赤》第22手。
ここまでを踏まえての《赤》の守備開始アクションですが、《赤》は結局、
まず自らの[Pas]を相手[Pas]に寄せることを選択しました。
時間は進めず。
《青》[Pas]をただちに抑え込むことはできなくとも、守備を組み立てていく
ためには相手[Pas]を追えるコマが1つ以上必要だという考えからです。
(ここでボールを奪う行為は無意味なようですが、一応行っておけば そこは人間
どうしの対局、相手にいつどのようなミスが出るか分からないものです)
また差し当たって、《青》の前線の[Spr]が下がって[Pas]と連携することを
防ぐ効果もあります。
《青》は次手から 奪われたボールを[Pas]に奪い返した上で、《赤》の[Pas]を
避けて安全にボール保持する動きを検討していくことになります。