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『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』対局リプレイ・17

 
 
前回よりつづき》

 
《第35手終了時》
ファイル 49-1.jpg

 
 

●前半18分/第36手

 《赤》の第36手。相手のボールホルダーをさらに追います。
 直前に右に寄せた[Bal]をまた移動させ、ボールを持つ《青》[Mov]に隣接、
マークします。
 性急にボールを奪うのではなく、じわじわと相手を囲い込んでいく守備の形
が整いつつあります。
 時間は進めず。

ファイル 49-2.jpg

 

●前半19分/第37手

 《青》の第37手。
 《青》、気づけばかなり追い込まれた形になっていました。

 [Dri]がボールを受けて移動しても、移動できる先はすべて《赤》が一手で
ボールを奪うことができてしまいます。

 [Mov]がボールを持って逃げても、移動先の選択肢はほぼ無い状態。左サイド
(《青》主観)の《赤》[Spr]が後方に下がってくれば、粘っても数手で追い詰
められてしまうでしょう。

ファイル 49-3.jpg

 
 そこで《青》は、こんな策を採ります。
 [Mov]から敢えて[Dri]にボール渡した上で、[Dri]はそのままに[Bal]を一歩
前進。
 するとどうなるでしょう。

 《赤》としては、[Pas]が労せずしてボールを奪えるものの、そこからどこに
移動しても、すぐにボールを奪い返されてしまう態勢になります。
 《青》[Bal]が移動してしまったため、前線の[Fig]が競り合いで近づいて
サポートすることもできません。

ファイル 49-4.jpg

 ※[Pas]がボールを奪ってどこに移動しても、すぐにまた奪われてしまう

 
 
 敢えてボールを晒すことで相手がやりにくい状態を作る、《青》のなかなか
うまい一手です。
 時間は前半19分に。

 
 

●前半19分/第38手

 《赤》の第38手。
 《赤》は仕方なく、ここでボールを慌てて奪うことはせず、前線の[Fig]を
《青》[Pas]に寄せておく対応に留めました。
 時間は進めず。

ファイル 49-5.jpg

 中盤での攻防がまだ続きそうです。
 
 
《つづく》