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『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』対局リプレイ・22

 
 
前回よりつづき》

 
 前回《青》のサイコロシュートが決まり、ついにスコアが動きました。

 《赤》0-1《青》となって、《赤》のキックオフから試合は再開されます。

 実際のフットボールとは異なり、この『サッカー戦術をボードゲームで表現でき
るか?』では得点時の選手コマ位置はそのままでキックオフするルールです。
 失点した《赤》は、自陣後方に下がっていた[Bal]をセンターサークル中央マス
に移動させ、ボールを持たせます。
 この状態から、《赤》の手番からスタートです。

 
ファイル 54-1.jpg

 
 

●前半24分/第48手

 《赤》の第48手。
 [Bal]コマによるキックオフから、攻撃の起点作りを始めます。
 とはいえこの場合は、起点となれる場所は失点前からすでにありました。
なので、そこにボールを送り込みます。

 [Bal]コマを、相手守備を避けるために移動させた上で、右サイド前方へパス
しました。
 右サイドでは[Spr]と[Dri]が連携していて、相手陣深くに進入していく用意が
整っています。
 時間は進めず。

 
ファイル 54-2.jpg

 
 

●前半25分/第49手

 《青》の第49手。
 パスを遮ることはできない形なので、パスが渡った先からの攻撃を防ぐ守備を
考えます。

 次手でボールを持つであろうサイドの《赤》[Spr]・[Dri]は、このままならば
[Dri]は一手で《青》のペナルティエリアに突入することが(そしてシュートを
放つことも)できます。[Spr]なら、ボールを持って《青》の陣の最奥まで進み、
そこでパスの供給源になれれば、《青》がディフェンスラインを上げたとしても
オフサイドを気にせずに攻撃できるようになり脅威です(前方へのパスでなけれ
ばオフサイドにはならないので)。

ファイル 54-3.jpg

 とはいえ《赤》[Spr]の前進については、試合序盤にそれを牽制するために置いた
[Fig]コマが今も機能しています。不用意にフィールド角に入ってきたなら、
この[Fig]で寄せてしまえばいいのです。これで《赤》[Spr]からは、後方に下がる
以外の選択肢を奪うことができます。この場合、ディフェンスラインが下がった
ままになってしまうのも気になるところですが、そこは《赤》[Spr]の動きとの
駆け引きになるでしょう。
 そうなると、今ケアすべきは《赤》[Dri]の攻撃の方です。

 《青》は[GK]をペナルティエリア際に移動させて、《赤》[Dri]のエリア進入路を
塞ぎました。
 時間は前半25分に。

 
ファイル 54-4.jpg

 
 

●前半25分/第50手

 《赤》第50手です。
 パスを送った《赤》[Spr]・[Dri]からの攻め筋は、《青》のケアによって一旦
塞がれてしまいました。このままボールを移動させた上で改めてじっくり攻撃の
道を探ってもいいのですが、《赤》は目先を変えてみることにしました。

 手番はまずパスからのボール位置の確定からです。
 《赤》サイドにパスを送るのを「やっぱりやめて」、ボールを結局[Bal]に戻し
ます。
 そしてこんどは、近くにいる後方の[Spr]を移動、[Bal]に寄せました。
 時間は進めず。

 
ファイル 54-5.jpg

 
 これによって移動させた[Spr]は、次手で[Bal]からボールを受けられると同時
に、直進移動でまっすぐ《青》のペナルティエリアを狙えます。
 《青》はつづけて、自陣ペナルティエリアを守ることになりそうです。

 
 
《つづく》