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『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』対局リプレイ・23

 
 
前回よりつづき》

 
《第50手終了時》
ファイル 55-1.jpg

 失点からキックオフした《赤》。
 右サイドにパスを振ろうとしたものの、《青》の対応を受けて一旦それは諦め
ます。そして、中盤やや後ろの位置から[Spr]コマで《青》陣のペナルティエリア
をうかがう形をとりました。
 ……というところから続きです。

 
 

●前半26分/第51手

 《青》の第51手。自陣ペナルティエリアを狙える《赤》[Spr]に対してどうケア
するかが、まずは問題です。
 前の手と同じにまた[GK]を移動させて[Spr]の進路をふさげば、きっと《赤》は
何食わぬ顔で、もう一度サイドの[Spr]・[Dri]の位置にパスを送るでしょう。
これでは、《赤》[Dri]の進路をふさいだ前の手がムダになるだけです。

 ここで《赤》[Spr]にペナルティエリア進入をゆるしても、すぐに来るだろう攻
撃は単発のサイコロシュートだけ。ならばあえてひとまずシュートを受けて……
という手もなくはありません。しかし、単発でもなんでもたびたびやらせていたら
いずれはゴールになってしまうものです。

 結局、右サイド(《赤》主観では左サイド)の《赤》[Dri]を警戒していた[Fig]
コマを動かすことで、《赤》[Spr]の進路をふさぐことにしました。
 見張っていた《赤》[Dri]のボール保持時の進路も続けてふさぐようにしながら。
 時間は前半26分に。

 
ファイル 55-2.jpg

 
 

●前半26分/第52手

 《赤》の第52手。
 《赤》はさらに別の攻め手を探る手を打ちます。
 前線から中盤の位置まで下がっている[Fig]コマを移動、《青》[Bal]と競り合い
をして位置を入れ替えました。
 時間は進めず。

 
ファイル 55-3.jpg

 
 

●前半27分/第53手

 《青》、前線のオフサイド位置にいる[Fig]を後退させて、《赤》[Spr]に接近
します。次手以降、競り合いをかけられる態勢です。
 時間は前半27分に。

 

●前半27分/第54手

 《赤》、《青》[Fig]の接近を嫌ってか、ボールを持った[Bal]が右方向へ移動、
さらにボールを[Pas]に移しました。
 [Bal]が移動できる安全な場所は他にもあるのに、《赤》はあえて中盤に密集を
作るように動きました。《青》に対して、あえてボールを晒してみせている様にも
見えます。
 時間は進めず。

 
ファイル 55-4.jpg

 
 ここから、中盤の狭い領域での攻防になっていきます。

 

●前半28分/第55手

 《青》は、[Mov]を動かして《赤》[Pas]からボールを奪います。
 そしてボールは[Bal]を通じてこんどは《青》の[Pas]へ。
 時間は前半28分に。

 

●前半28分/第56手

 しかしこの《青》の動きを織り込み済みだったらしい《赤》は、[Fig]のアクロ
バティックな動きでまたボールを手中にします。

 《赤》[Fig]は、まず《青》[Bal]と競り合って入れ替わると、《青》[Pas]から
ボール奪取しつつそのまま連続で《青》[Mov]に競り合い、そして移動。サイドに
いる味方の[Dri]にボールを渡しました。
 ボールを受けた《赤》[Dri]は、ここでさらにパスを出すことができます。
 [Dri]はまだ密集にいる[Bal]へとパスを送り、ここで手番を終えました。
 時間は進めず。

 
ファイル 55-5.jpg

 
 
 わざと狭い局面でのボールの奪い合いに持ち込んだ感のある《赤》。
 この状況から攻勢を作っていける算段があるのでしょうか。

 
 
《つづく》