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『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』対局リプレイ・41

 
 
前回よりつづき》

 
 攻勢を強めるためにいよいよ選手交替も駆使し始めた《赤》。
 さっそくの攻撃を、《青》はオフサイドトラップでうまくかわします。
攻めを組み立てなおす《赤》の次なる手は?

 
《第110手終了時》
ファイル 78-1.jpg

 
 

●後半19分/第111手

 《赤》の第111手。
 《青》のオフサイドトラップによって前線の[Fig]がオフサイド位置にされて
しまったため、先の手で送った[Fig]へのパスは通せなくなりました。
 必然、ボールはパスを送り出した[GK]に戻り、《赤》はそこからあらためて
手を考えることになります。

 《青》が最終ラインを上げたことで《青》守備陣のコマ間の距離が縮まり、
その隙間でパスを受けるのが少々難しくなりました。
 ならばと、《赤》は[Pas]のパス能力で突破口を作ることを狙い、2人めの
選手交替を行います。

 右サイドの[Spr]を[Pas]に交替。
 そして、その[Pas]にパスを送りました。
 時間は後半19分に。

ファイル 78-2.jpg

 時間も押し迫ってきたこともあり、1点をもぎ取りに行く選手交替に躊躇が
ありません。

 
 

●後半20分/第112手

 《青》の第112手。
 次手、《赤》は現在パスを受けている[Pas]からパスを送ってくることは
必定と考えられます。
 そこで、さしあたりボールを持つと危険そうな相手選手コマに対して先に
ケアしておこうと判断しました。

 左サイド(《青》主観で)にいる《赤》[Dri]が、ボールを持った時に
自陣ペナルティエリアへのドリブル進入コースが開いているので、[Spr]を
動かしてこれを塞ぎます。
 時間は進めて後半20分に。

 《赤》[Dri]の進路を邪魔しつつ、同時にずっと前方の《赤》[Pas]へも
睨みを利かせる手です。

ファイル 78-3.jpg

 
 

●後半21分/第113手

 《赤》の第113手。
 [GK]から[Pas]へのパスは妨害されることもなかったので、まずボールは
[Pas]のもとに落ち着かせます。

 そして、慌てて攻撃に移ることなく、直前の《青》の動きを見てこれに
対応します。
 [Bal]が位置をずらして、第112手で動いた《青》[Spr]の前方への進路を
塞ぎました。交替で入った[Pas]が余裕を持ってパスを配れる態勢を、とに
かく重視した形です。
 時間は後半21分に。

ファイル 78-4.jpg

 
 
 《青》としては、これを受けて次にどう出るのが良いのでしょうか。

 怖いのは、《赤》が前線中央の[Fig]をこちらのディフェンスライン上に
後退させつつパスを送って来られるか、あるいは左サイド(《青》主観で)に
いる《赤》[Dri]が前に出たところ、これもディフェンスラインぎりぎりの
所にパスを送り込まれるか……といったところでしょうか。

ファイル 78-5.jpg

 来るのは[Pas]からのパスなため「必ず繋がる」わけで、ボールを受ける側
の相手選手コマに対して守備をすることは不可能です。

 両方を同時に阻止できる手があればベストでしょうが、そんな手はあるの
でしょうか?

 
 
《つづく》