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『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』対局リプレイ・43

 
 
前回よりつづき》

 
 反撃のパスを狙う《赤》。対して、時間を空費させるべくひたすらボール
保持者を追いかける《青》。
 じりじりした展開が続きます。

 
 

●後半26分/第118手

 《青》の第118手。
 また[Mov]を《赤》[Pas]を狙える位置へと移そうと、元の位置に戻します。
 もちろん時間も進めて後半26分に。

ファイル 80-1.jpg

 
 

●後半27分/第119手

 《赤》の第119手。
 ここで《赤》は、ただ逃げるのとは異なる手を打ちます。
 執念で追いかけてくる《青》[Mov]を引き剥がすためです。

 《赤》、[GK]を動かして《赤》[Pas]に隣接させました。
 [Pas]・[GK]・[Fig]と隣接して連携した形ですが、しかしそれを生かして
ボール位置を動かすことはせず、そのまま[Pas]がボールを保持します。

 時間は後半27分に。

ファイル 80-2.jpg

 
 

●後半28分/第120手

 《青》の第120手。
 《赤》が何をしようと、《青》の目的は「できるだけ手数をかけさせる」
ことなので、打つ手に迷いはありません。
 [Mov]を移動、《赤》[Pas]に隣接させてボールを奪いました。

ファイル 80-3.jpg

 ここでもし《赤》[GK]の現在居る位置が空いていたなら、《青》は躊躇なく
そちらに飛び込んでボールを奪い、(この位置はペナルティエリア内なので)
そのままサイコロシュートを放っていたことでしょう。
 仮にそのシュートがゴールになって2点目が入ったなら、試合はその時点で
ほぼ決まりです。
 しかし《赤》もさすがにそれは許さなかったということでしょう。

 とはいえ そうだとしても、次の《赤》の出方によっては、後で《青》[Mov]
を[Fig]に交替させて競り合いによるペナルティエリア内シュートを狙ってみる
のも面白いかもしれません。

 ともあれ、時間はまた進めて後半28分に。

 
 

●後半29分/第121手

 《赤》の第121手。
 これまで《青》[Mov]に執拗に追われていた交替投入の[Pas]が《青》[Mov]
からボール奪取し、[GK]を通じて[Fig]に受け渡します。
 そして、試合開始時からすでに居るもう一方の[Pas]を広い空間のある方へ
後退させ、そこにボールをパスで送り込みました。

 時間は後半29分に。

ファイル 80-4.jpg

 
 ここしばらく試合に関与していなかったもう一枚の[Pas]に、ここでまた
新たな役割を与えようということでしょうか。

 
 

●後半30分/第122手

 《青》の第122手。
 ここに来て、《赤》が新たな動きを見せてきました。
 いまパスを交わしている《赤》の[Fig]と[Pas]に対しては、[Mov]はじめ
《青》のどの選手コマも一手で追いすがることはできません。

 ここはやはりこれまでどおり、「次の一手でパスを妨害できる」という
位置取りをして、《赤》に睨みを利かせる他なさそうです。

 考えて、《青》は[Mov]をまた元の位置に戻しました。

ファイル 80-5.jpg

 
 この位置ならば、パス交換中の[Fig]と[Pas]、どちらにも一手で隣接でき
ます。

 時間も進めて、いよいよ後半30分を迎えました。

 
 
《つづく》