記事一覧

『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』対局リプレイ・終

 
 ファイル 88-1.png

 
 
前回よりつづき》

 
 

●試合終了

 
 ――ということで、長らく続いてきました対局リプレイですが、第138手を
もって90分を迎え、ついに試合終了となりました。

 このゲームで1試合に想定できる手数は最大で「180手+アディショナルタイ
ム」といったところですが、この試合では《青》がリードした以降に時間進行を
早めたため、そのぶん短縮されています。

 
 結果は1対1のドロー。
 リーグ戦ならば「勝点1を分け合った」試合となりました。

 
 
《試合終了時》
ファイル 88-2.jpg

 
 
 試合を通じての両チームのシュート数は、

 
《青》5
《赤》10

 
 ……と、《赤》が倍の数を放っていました。

 ボールを持ったらじっくりと攻撃を組み立てて、いちどでも多く連続攻撃を
繰り出すことで得点の確率を高めようとした《赤》。
 逆にチャンスと見たら一発勝負のシュートに賭けて、結果ボールを失うことも
多かった《青》。
 この両者のスタイルの違いが、このシュート数にも表れているのかもしれま
せん。

 
 
 ――さて、いかがでしたでしょうか。
 なんとも長い時間をかけての対局リプレイでしたが、この試合を通じて、
場面ごとの対応方法や狙いの作り方など、良いものも悪いものもあわせて
色々とサンプルを示すことができたのではないでしょうか。

 基本的なところでは、
「守備側がボール保持者を後から追っても実質ボールは奪えないようになって
いるこのゲームで、ではどのような守備対応をすれば良いのか?」
「攻撃時によりシュートの形を多く作れる、所謂『分厚い攻撃』を仕掛ける
には、どのように態勢を整えるのか」
――などといった事も、リプレイ上での実例がヒントになればと思います。

 もちろん、たった1試合のサンプルでゲーム中に起こるあらゆる状況を
解説できるわけもなく、実際の対局では幾多の場面があらわれ、それへの
対応策も幾多存在することでしょう。
 そんな可能性の広がりを表現することこそが、そもそも私がサッカーを
将棋形式のゲームで再現しようと考えた動機でもあります。

 長いことこの対局リプレイをご覧いただきありがとうございました。
 今後とも、『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』を、どうぞ
よろしくお願い致します。

 
 
◆◆◆ おわり ◆◆◆