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各コマ解説とルール補記の内容をメインページにも置きしました

「サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?」について、
これまでこちらに挙げていた「各コマの解説」と「ルール補記」の内容を、
メインページにも設置しました。内容は同一です。

 
  
 

各コマの解説:[Pas]編

ファイル 18-1.png

 
 『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』をプレイする際に、
各コマの特性を活かすには?――コマの種類ごとに、ごく基本的なところを
紹介します。最後は[Pas]コマについて。

 [Pas]コマの特性は、「確実なパス交換」ができること。
 [Pas]コマからパスを送られた味方選手コマは、相手にボール奪取されることなく
次の手番で確実にボールを受けることができます。
 対戦相手が[Pas]コマからのパスを妨害するには、出し手である[Pas]コマに
選手を直接隣接させてボールを奪うほかありません。

 
ファイル 18-2.jpg

 
 [Pas]コマがその特長をフルに発揮するためには、[Pas]コマ自身がボールを
受ける時に すぐ相手に奪われないよう、位置取りに気を配ると良いでしょう。
 つまり重要なのは、[Pas]コマが相手選手コマと隣接しない「フリー」な状態を
どれだけ保っておけるか……ということになってきます。

 いかに[Pas]コマをフリーにできるか。
 その方法について、例として下記にいくつか挙げてみます。
 実際のゲームでの状況は相手あってのもので千差万別なので、ここに挙げた
すべてが常に有効であるわけではありません。
 これらを参考に、局面に合った活かし方を工夫してみてください。

 
 

●[Pas]コマをフリーに保つには:例1

 とにかく「スペース」に位置取らせることを心がけましょう。
 すべての相手選手コマから離れた、空いた空間=スペースに[Pas]コマを
置いておけば、ボールをあずけてのパス配給をさせやすくなります。

 [Pas]コマは移動能力が高くはないので 大きく位置を動かすのは手間なことも
あります。多少は手数をかけて位置取りさせることも考慮に入れておきましょう。

 
ファイル 18-3.jpg

 ※このゲームでの「スペース」というのは、必ずしも広大な余裕ある空き領域
  だけを指すものではありません。
  ([Spr]コマはじめ長い距離を一気に移動できる存在があるため、
   空き空間が必ずしもフリーを約束してくれるわけではない)
  大事なのは、「相手選手コマが一手二手で隣接するのが困難な位置」を
  わずかな間隙でいいので見つけることです。
  相手の各選手コマの移動できるコース(利き筋)を、よく観察しましょう。

 
 

●[Pas]コマをフリーに保つには:例2

 試合の瞬間々々に絶えず変化するスペースを捜し続けるのが難しければ、
自陣深く、チームの守備組織の中に[Pas]コマを置いてしまえば、相手コマとの
接触は避けやすくなります。

 また手数はかかりますが、いっそのこと自陣コーナーに[Pas]コマを置いて
しまえば、ますます相手に手出しされにくくなります。
 この場合、相手の[Spr]コマの動きには特に気を配っていてください。

 ※敵陣のコーナーもスペースにはなりやすいですが、オフサイドになるのを
  避けてこの位置取りを活かすのは なかなか困難でしょう。

ファイル 18-4.jpg

 
 

●[Pas]コマをフリーに保つには:例3

 最後に紹介するのは、極端ながら時に有効な方法です。
 [Pas]コマを味方選手コマで囲んだ状態でボールキープさせるようにすれば、
[Pas]コマのフリー状態をほぼ確実に保つことができる……というものです。

 
     ※サイドいっぱいの位置でなら、味方選手コマ2つで[Pas]コマを守る
       ことができます。

ファイル 18-5.jpg

 
 ただしこの方法は、どうしても選手を一箇所に密集させることになるため、
フィールドの他の場所には、味方の守備の及ばない広いスペースを作って
しまいがちです。
 そうしたスペースは、相手がじっくりと攻撃を組み立てる場所として
利用されてしまうことを考慮しておく必要があります。

 
 

各コマの解説:[GK]編

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 『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』をプレイする際に、
各コマの特性を活かすには?――コマの種類ごとに、ごく基本的なところを
紹介します。今回は[GK]コマについて。

 [GK]コマの特性は、「自陣ペナルティエリア内のどこでも移動できる」ことです。
 ペナルティエリア外でも[Fig]コマと同様の移動ができますが、基本的には
[GK]コマはペナルティエリア内に留め置いて、守備の任を負わせることになる
でしょう。

 
 

●最後の瞬間に頼るばかりでは危険

 「ペナルティエリア内のどこでも移動できる」という[GK]コマのみの移動能力は、
失点の危険をギリギリのところで止められる、まさに最後の砦といえるものです。
しかし注意しなければならないのは、相手がシュートした後で[GK]コマを動かし
「移動~ボール奪う」としても、隣接したままの相手選手コマにすぐに奪い返されて
しまう、ということです。

ファイル 17-2.jpg
               ※移動~奪っても直後に奪い返される

 
 [GK]コマから再度ボールを奪った相手は、そこからまた移動・攻撃を続けられます。
 これを[GK]コマがまた独りで後手に追いかけるばかりでは、相手の波状攻撃を
受け続け、いつか[GK]コマが追いきれない状態がふと訪れた瞬間に守備は決壊、
失点することになってしまうでしょう。
 では、そうなることを防ぐには?

 

 

●先回りして備える

 有効な守備方法は、相手の攻撃意図を予測し、先んじて備えてしまうことです。
対応されてしまったと分かれば、目論見を挫かれた相手は、別の手を考えることを
強いられます。

 また相手が守備対応に気づかないならば、用意した守備網にまんまと飛び込んで、こちらにボールを奪われるがままになってくれます。
 守備側としては そうなることが最高の結果ですが、そのためにうまく活用したい
のが、相互の連携(隣接関係)を意識した他の味方選手コマの位置取りです。

 ペナルティエリア内に進入してきた相手選手コマに対して [GK]コマが後追いで
シュートを止めに行ったとしても、その[GK]コマの移動先マスに味方選手コマが
隣接していれば、[GK]コマからのボール交換によって 相手からボールを奪いきる
ことができます。

ファイル 17-3.jpg

 
 つまり[GK]コマの守備を活かす上で重要なのは、[GK]コマ自身よりむしろ
それをサポートする他の味方選手コマの動きだ、ともいえます。
 相手の攻撃に先んじて備えようという時には、味方選手コマを[GK]コマと
連携(隣接)させやすい位置に移動させるのがお勧めです。
 そうして周囲の選手をうまく使えば、[GK]コマはその力を十全に発揮してくれる
でしょう。

 
 

●それでも守るのが難しければ?

 相手の攻撃が予測の上を行っていて、先回りしての対応が難しい場合には、
どんな対応方法がとれるでしょうか。
 そんな時は、ディフェンスラインを下げて、ペナルティエリア内に多くの
選手コマを置いておく他ないかもしれません。
 味方が多ければ、[GK]コマは動いた先で味方選手コマと隣接できる可能性が
高くなります。
 このあたりは、現実のサッカーと同じです。

 しかしこの方法を採ると、ペナルティエリア外で味方の数が手薄になり、
相手にボールを持ってじっくり攻撃する機会を与えてしまったり、こちらが
攻勢に転じにくくなったりします。

 一旦チーム全体が守備的な態勢になってしまうと、その形勢を覆すのは難しい。
 これも、現実のサッカーに通じる部分といえます。

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        ※ペナルティエリア内守備に人数をかける
 
 
 

各コマの解説:[Spr]編

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 『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』をプレイする際に、
各コマの特性を活かすには?――コマの種類ごとに、ごく基本的なところを
紹介します。今回は[Spr]コマについて。

 
 [Spr]コマは、前後に直線移動ができるのが特長。[Dri]コマとは異なり
ボールをキープしている/いないに 関わらずこの長所は発揮できるため、
自陣~敵陣を自在に行き来して攻守両面にわたる活躍が望めます。

 
 
 [Spr]コマを活かすため、移動経路を保つことには常に気を配りましょう。

 敵陣に進入しての攻撃に活かしたい場合は、いかに「さりげなく」突入経路を
得るかが鍵です。
 直前に[Spr]コマを突入路に移動させたりすると、相手にも警戒されてしまいます。
 数手にわたって一連に展開する攻撃パターンを頭に描いて、相手に意図を
悟られないようじっくり「仕込み」を行い、準備が整ったところで一気に
たたみ掛ける――
 一手で前線の攻撃参加人数を増やすことのできる[Spr]コマは、そんな時に
特に威力を示すでしょう。

 
 

●サイドで活用する

 [Spr]コマを、初期位置でもあるフィールドの両サイドに置いて活かすには。
 サイドは自陣/敵陣を問わず、安全なボールキープができる位置を比較的
取りやすい領域です。
 相手選手コマがすぐに近寄れない場所でボールをキープして、その間に他の
コマを動かして、より分厚い攻撃を組み立てましょう。
 実際のサッカーにおけるサイドバックやウイングバックのような活かし方です。

ファイル 16-2.jpg

 
 

●中央寄りで活用する

 [Spr]コマを、フィールドの中ほどに投入して活かすには。
 フィールド中央寄りの領域はなにかと敵味方の選手コマが集まりがちですが、
うまく突入経路を作り出せれば、後方から相手ペナルティエリアの決定的な
位置に一気に飛び込み、得点機会を作ることも可能です。
 実際のサッカーにおけるリベロのような活用法です。

ファイル 16-3.jpg

 
 

●効果的なボールの運搬手として

 長距離移動ができる[Spr]コマなので、[Dri]コマ同様に、
「隣接コマから受け取る → 移動 → 行き先の隣接コマに渡す」
 といった、大きくボールを移動させるアクションは効果的です。

ファイル 16-4.jpg

 
 
 

各コマの解説:[Dri]編

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 『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』をプレイする際に、
各コマの特性を活かすには?――コマの種類ごとに、ごく基本的なところを
紹介します。今回は[Dri]コマについて。

 
 [Dri]コマは、自身でボールを持って直接運んでいく能力に長けたタイプの
選手です。
 左右のフェイントを用いながら相手をかわしつつ突き進むその動きを、
チェスの「ビショップ」のような斜め方向の直線移動で表現しています。
 ボールを持たない[Dri]コマは小さな移動能力しかありませんが、
ひとたびボールキープしたなら、後方からでも一気に敵陣を突破する
攻撃の尖兵となることが可能です。

 ボールを持ってこそ力を発揮する[Dri]コマは、明らかに攻撃に特化した
戦力といえます。

ファイル 15-2.jpg

 
 

●普段から通り道のキープを

 [Dri]コマを活かす考え方のひとつとして、ボールキープ状態でない時にも、
斜め直線移動のルート(角道)が開かれているよう意識すると良いでしょう。
 ボールを持っていない[Dri]コマは、相手に侮られがち。
 普段から通り道をキープしておけば、隣接受け渡しなどで瞬時にボールを
持たせて相手の不意を突く、といったことができます。

ファイル 15-3.jpg

 
 

●効果的なボールの運搬手として

 下の図は、
     【隣接コマからボールを受ける】
            ↓
        【[Dri]コマ移動】
            ↓
     【行き先の隣接コマにボール渡す】

 ……といった1回のアクションを示したものです。
 このように、一気に敵陣に斬り込む大きな移動が可能な[Dri]コマは、
ボールの隣接受け渡しもあわせて駆使することによって、1回の手番だけで、
時に思ってもみないほど遠くまでボールを運ぶことができます。

 こうした、サッカー的言い方をすれば「長短織り交ぜた素早いボールまわし」
は、攻撃する上でいろいろなメリットをもたらします。

 ●相手守備の緩い場所で余裕をもって攻撃を組み立てるのに有効
  (相手がすぐに奪えない場所でボールをキープしてしまえば、
   分厚い攻撃のため他の選手コマを動かす隙ができる)

 ●PA内への突入で、味方どうし相手マークから守り合いつつ
  危険なシュートを狙うことができる

 ●隣接受け渡しを経てボールを持つことは、[Dri]コマの突入を
  予測しにくくする効果も

ファイル 15-4.jpg

 
 

遊牧生活なカードゲーム

 
 [しばくり]のアナログゲーム新作、目下テストと素材データ作りがじわじわ進行中です。
 ゲームマーケット2012秋で頒布まで到達できるかは分かりませんが、悪くても試遊していただける状態には持って行きたいなと思っています。

 
今回の題材は「遊牧民の生活」。

  ・競技性の中にも 根底には協調性
  ・ギスギス争うのではなく、どこか悠々と楽しめる
  ・短時間で簡単に終わる
  ・「遊牧生活ってどんな暮らし?」ということがボンヤリとわかる

……といったことをコンセプトにスタートしました。

 

遊牧生活のゲーム化というと、パッと連想しそうなのは

 「プレイヤーはそれぞれ自分の遊牧集団を率いる」
 「放牧地を求めて、家畜を引き連れゾロゾロ移動/配置」
 「家畜や財を増やして他のプレイヤーより強大になれるか」

……とか、そんな方向のものじゃないかなと思うのですが。
こんどのゲームでは、そういう路線は採らないことにしました。

今回スポットを当てたいのは遊牧民の「日常」であり、
氏族間の外交や抗争よりむしろ氏族内の結びつきの強さを
感じられるものにしたいと考えたからです。

(なので、プレイヤー間の敵対感覚や 血生臭いイメージは極力抑え、
 たとえば漫画「乙嫁語り」等に抱く憧れをそのまま持ち込んで
 プレイしてもらっても大丈夫なようにと考えています)

 

そんなコンセプトを形にするべく現在テストしているのが、下画像の試作バージョン。手作り感バリバリですね。

 
ファイル 14-1.jpg

 
ファイル 14-2.jpg

 

 前述のコンセプトを形にするために、ゲームの設定を
「プレイヤーは皆、家畜(という主財産)を共有する家族の一員」としました。

 全プレイヤーは同じ家族なので、競う以前にまず最低限の協力関係がなければ、全員の暮らしが立ち行きません。
 争うことばかり考えて家族の足を引っ張るだけの者が出ると、自身も含めた
家族全員が何も得られないことにもなるのです。

 その上でプレイヤーが互いに競うのは、

 「日々の暮らしの中でどれだけ幸福を感じたか」

 ……日常の仕事をこなして成果が出たり、嬉しい出来事があるたびに、
各プレイヤーは象徴的な形での「幸福」を受け取ります。
 ゲームが終わるまでに、家族の誰がいちばんその「幸福」を積み上げたか、
ひいては「いちばんの幸福者」だった者が一等賞!です。
 一等賞を取るとどうなるのか。まぁ、後に家族でお茶を飲む時などに自慢できるのでしょう。

 みんなで「幸福」を増やしていくだけ。なのでゲーム終了時に、「裏切られ、攻撃された果ての無残な敗者」といった人は存在しません。のどかなゲームです。……という建前で。

 プレイの基本は、カードには日常の様々な「仕事」「出来事」が書かれていて、
 各プレイヤーが

   「カードを得る」
      →「カードを出す」
          →「出されたカードから仕事を選んで実行する」

 ……ということを繰り返すだけもので、簡単だと思います。
 カードに書かれた「仕事」「出来事」の内容などで、遊牧生活の形をぼんやりと想像することもできるのではないかと。

 遊び方や内容物の詳しいところは今後の記事で追々。

 今後、内容で決まったり悩んだりするごとに、この「アナログゲーム制作」カテゴリに乗せていきたいと思ってます。
 ご質問・ご意見もありましたらコメントやメールで是非。
 どうぞ宜しくお願い致します。

 
 

ファイル 14-3.jpg

▲カードイラスト等のイメージを探るために、ちょちょっと描いてみたテスト絵
 その1。お絵かきツールを新しくしてみたのでその試し描きも兼ねて。
 服とか超テキトーです。あまりにラフ過ぎて恥ずかしいので小さく。
 なんとなーくでペタペタ塗ってみたものの、これだと背景に乗せた時にボヤッと
 埋没しすぎる感じがするのでやはりピシっと輪郭線とかあった方がいいのかも
 しれない……

 オタ絵方向でもなく強くデフォルメするでもなく、カードの狭い中で
 情景として人物も立たせるような絵(私の腕前の範囲内で)ってどんなだろう、
 というのをもうしばらくアレコレ悩んでみたいところです。

 
 

各コマの解説:[Mov]編

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 『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』をプレイする際に、
各コマの特性を活かすには?――コマの種類ごとに、ごく基本的なところを
紹介します。今回は[Mov]コマについて。

 
 [Mov]コマの強みは、ボールを持っていない時に発揮されます。
 ボールキープ状態でない時の、チェスの「ナイト」と同じく他のコマを飛び越える
トリッキーな動きは、思いのほか行動範囲が広いものです。
 現実のサッカーに照らし合わせれば、相手の目を盗んで有利な位置取りを
する、オフ ザ ボールの動きに長けたタイプの選手と言えます。

 [Mov]コマは、攻守いずれかでいえば前線に置いて攻撃に活かしたいところでしょう。ゲームの初期位置でも、フォワードの一角といっていい前方の位置に配置されています。

 

●オフサイドをかわして攻撃する

 敵陣のオフサイドラインぎりぎりで、
「相手選手から離れる」+「味方選手に隣接する」よう移動してボールを受ければ、
ポストとしてオフサイドをかいくぐる攻撃の基点になることができます。

ファイル 13-2.jpg
↑オフサイドライン上、相手選手から離れつつ味方選手に隣接する動き。
 そこでボールを受けて……

ファイル 13-3.jpg※直前の相手手番で相手
 が[Mov]コマに寄せてボ
 ールを奪ったとしても、次
 の自分の手番で相手選
 手コマは隣接したままな
 ので、ただちにボールを
 奪い直せばよいので攻
 撃は滞ることはない。

ファイル 13-4.jpg
↑次の手番、ボールキープしたら、ただちに隣接する味方へ。
 ボールを受けた味方選手はオフサイドを回避して攻撃に移れる!

 

●相手の守備を妨害して味方を支援する

 あるルートからの攻撃を計画していて、そこをカバーできる相手選手がいる場合。
 相手コマの進路を事前に塞いでしまえば有利になります。
 相手コマを飛び越えての移動ができる[Mov]コマは、こうした行動も得意です。

ファイル 13-5.jpg
↑相手陣深くの広いスペースをカバーする[Bal]コマの進路を、[Mov]コマで塞ぐ。
 これで、味方[Fig]コマにボールを収めての攻撃が容易になった。

 
  

●守備的な使いかた

 行動範囲が広く、移動を封じるのが難しい[Mov]コマの動きは、もちろん守備面で活かすことも可能です。
 中盤で危険なスペースを埋めるような守備役割などは、時に[Bal]コマ等と同等かそれ以上にこなせるでしょう。

 
 

ルール補記・1

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 ゲームを遊んで下さっている方から、しばしば内容についてご質問・お問合せを
いただくことがあります。
 このたび、ルールについて疑問点をお寄せいただく中に、説明書に詳しく触れて
いない部分や、こちらが勝手に自明と思い込んでいたせいで不明瞭だった事柄が
あり、それらについて皆様にもお知らせ致したく、取り急ぎこの場にて発表させて
いただきます。

●得点~ゲーム再開時、センターサークル中央マスに既に選手コマがある場合

 得点(ゴール)が生まれた時には、失点した側がセンターサークル中央マスに
任意の選手コマを移動させ、ボールキープ状態にしてゲームを再開します。
 しかしその時、すでにセンターサークル中央マスにいずれかの選手コマが
いる場合にはどうするのか、という対応方法についてです。

●相手選手コマがある場合

 得点~再開時にセンターサークル中央に既に相手選手コマがある場合は、
その時に限り、センターサークルにかかったマスのうち任意の空き場所に
選手コマをボールキープ状態で置いて、ゲームを再開して下さい。

※センターサークルの線が乗っているマスであれば、
 再開位置に選んで構いません。つまり、

 サークル中央マスに隣接した4マス、
 中央マスの前後左右の4マス、

 ……の計8マス(うち空いているマス)の中から、
 再開位置を選ぶことができる、とします。

●自分の選手コマがある場合

 得点~再開時にセンターサークル中央に既に自分の選手コマがある場合は、
必ずしも、その中央マスにいる選手コマにボールを持たせる必要はありません。
相手選手コマが既に中央にある場合と同じく、他の任意の選手コマを
センターサークルにかかるマスに移動させてボールキープ状態とし、
そこからゲーム再開できる、とします。

 もちろん、既に中央にいる選手コマにそのままボールキープさせてゲームを
再開しても構いません。

 
 

●[GOAL]コマに隣接してシュートした場合、無条件でゴールになる?

 [GOAL]コマは選手コマではないため、「隣接する選手コマ間でのボール移動」ができません。
 それゆえ、隣接した[GOAL]コマへのシュートも通常のシュートと同じで、
次の相手の手番にシュート状態を崩されなかった時にはじめてゴールとなります。

 
 

●隣接選手コマへのボール移動でもオフサイドの対象になる?

 「隣接する選手コマ間でのボール移動」はオフサイドの対象とは考えていません。
(この方法を使っての相手ディフェンスライン突破は、時に攻撃で大きな威力を
 発揮するでしょう)

 
 

各コマの解説:[Bla]編

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 『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』をプレイする際に、
各コマの特性を活かすには?――コマの種類ごとに、ごく基本的なところを
紹介します。今回は[Bla]コマについて。

 

●左右、斜め後ろへの高い移動能力が特長

 [Bla]コマの特長は、左右方向、斜め後ろ方向への高い移動能力です。

 前進する力に劣るので攻撃的な役割を課すのは難しいですが、中盤で守備的な
役割を担うのに適しています。単独で幅広いカバーリングができるからです。

 
ファイル 11-2.jpg

 
「危険なスペース(相手の攻撃に有効そうな空きエリア)を先んじて埋める守備」、
「ボール交換中の相手コマに寄せてパス交換を切る守備」、
いずれも、広大な移動範囲が威力を発揮してくれます。

 
 ※[Bla]コマをいちど自陣深くに下げると、もういちど高い位置に押し上げるのに
  手数がかかります。
  状況が許せば、ひとまず最終ラインに合流させて「オフサイドライン上下」で
  一気に位置を押し上げるという方法も。
  (最終ラインの位置はその後でまた調整)

 
 

●「スイーパー」の役割にも

 中盤だけでなく、守備陣の最後尾に余る存在として配置し、危険な場面を
最後のところで阻止させる用法もあります。

 
ファイル 11-3.jpg

 
 「スイーパー」といって実際のサッカーでは古風とも言われる役割ですが、
[GK]コマとで広範囲をカバーできるのはなかなかに効果的です。

 
 
 

各コマの解説:[Fig]編 その2

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 『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』をプレイする際に、
各コマの特性を活かすには?――コマの種類ごとに、ごく基本的なところを
紹介します。
 今回は[Fig]コマについての2回め。「守備的に使う場合」です。

 [Fig]コマは守備面でもやはり、「競り合い」能力が強みです。

 
 

●守備的に使う場合

●攻撃してくる相手は、有利な位置からのシュートを狙ってきます。

 「競り合い」能力で体を入れ替えて、相手の狙いを妨害しましょう。

 
ファイル 10-2.jpg
↑自陣ペナルティエリアに相手コマ
 ボールを受ける隙を与えたらシュートを狙ってくる危険がある

 
ファイル 10-3.jpg
↑先んじて「寄せる→入れ替わる」で相手コマをペナルティエリア外に
 追い出してしまう

 

●後方への直線移動が速いので、守備対応に便利です。

 再び位置を前方に上げたい場合には、「ディフェンスライン上下」ルールを
 うまく活かすことでスピーディに対応できます。

 

●全方位に動ける[Fig]コマですが、後方以外への大きな移動が困難なため、 「マンマーク」ルールもうまく使いこなして守備に対応しましょう。

 (「マンマーク」という手段の存在は意外と忘れがちではないでしょうか)