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『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』対局リプレイ・48

 
 
前回よりつづき》

 
 試合終了間近になって《赤》が連続シュートの態勢に持ち込み、とうとう
後半43分、サイコロシュートに成功してゴールネットを揺らし、1対1の同点
に持ち込みました。

 試合は残り2分あまり。
 失点した《青》のキックオフから試合再開です。

 
 

●後半44分/第136手

 《青》の第136手。
 キックオフからの再スタートなので、盤面の選手コマの位置はそのままに、
任意の選手コマをセンターサークル中央マスに移し、ボールキープ状態にした
ところから始めるのですが。

 同点にされてしまったからには、試合終了が近いとはいえ、《青》が狙う
べきは得点です。そのために指す手とは?

 ――この盤面の状況ならば、答えは明白です。
 前半0分、試合開始時にやったことと同じ手をまた指すのです。
 キックオフに用いるのは[Spr]コマ。

ファイル 87-1.jpg

 
 
 そして……

 
 
ファイル 87-2.jpg

 
 キックオフの[Spr]がボールを持ったまま一気に相手ペナルティエリアに
突入。そしてサイコロシュートを放ちます。

サイコロを振り……


 
――失敗。
リードを奪い返すとはなりませんでした。
シュート失敗のボールは《赤》[GK]へと渡ります。

ファイル 87-3.jpg

 
 シュートの失敗を受けて、《青》は時間を進めて後半44分とします。
 ここでリードを取り戻せなかったならば、もう「狙うべき結果は引分け」と
《青》は割り切ることにしたのでした。

 
 

●後半45分/第137手

 《赤》の第137手。
 ボールを持ちはしましたが、すでに再び攻めきるほどの手数は残されていま
せん。
 せめてもと、また[Pas]コマからロングシュートを放ちました。

ファイル 87-4.jpg

 時間進んでとうとう後半45分。
 この状態から時間が過ぎた時が試合終了です。

 
 

●後半アディショナルタイム/第138手

 《青》の第138手。
 締めくくりです。
 《赤》の放ったシュートを、[Fig]を下げることでゴール[G]コマから防ぎ
ました。

ファイル 87-5.jpg

 そして、時間を進めます。
(ここで時間を進めなければ、《赤》が最後にもう1手を得ることになります
 が、《青》としては わざわざそんなことをしてあげる道理もありません)

 後半45分を指した状態が終わり、試合終了となりました。

 
 
《つづく》

 
 
 

『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』対局リプレイ・47

 
 
前回よりつづき》

 
《第133手終了時》
ファイル 86-1.jpg

 相手[GK]に選手を張り付かせて追い込み、サイコロシュートの連打で同点弾を
狙う《赤》と、逃げ続ける《青》という構図で、試合もラストスパートです。

 ここからは、試合終了までを3回に分けて追い、比較的短期間に続けて更新
します。

 
 

●後半42分/第134手

 《青》の第134手。
 ついに作られた《赤》のサイコロシュート波状攻撃態勢から、最初に放たれた
サイコロシュートが外れてボールが《青》[GK]に渡ったところからです。

 シュートを放った《赤》[Fig]はまだ《青》[GK]に隣接しているため、放って
おけば当然また《赤》[Fig]がボール奪取してシュートを放ってきます。
 とはいえ《青》[GK]が単純に逃げても、マンマーク移動を使える《赤》[Fig]は
すぐ追跡してどのみちシュートを受けます。

 
 こんな時は、「マンマークによる相手コマの移動先がペナルティエリア外」に
なるように移動すればだいたいは危険を回避できるのですが、今の場合は相手
選手コマが[Fig]であることが問題です。
 このような動きで相手コマをペナルティエリア外に出したとしても、《赤》の
[Fig]は〈 マンマーク移動 → 競り合いで[GK]と位置入替え 〉とすることで、
結局ペナルティエリア内からのシュートを受ける上に、[GK]コマをエリア外へ
追い出されてしまうことになります。

 他にも「マンマーク移動先となるべき位置に、すでに他のコマが居る」という
位置関係になるよう移動することで、マンマークで追ってくる相手選手コマを
振り切る方法もあります。
 しかしこれも今の場合、そんな位置関係を作れる唯一の移動先――ペナルティ
エリアの左前方隅(《青》主観で)――で「すでに居るコマ」として待ち構えて
いるのは、これも《赤》[Fig]。競り合いでエリア内シュートを受けるのは変わり
ありません。

 
 再度のサイコロシュートを受けることがどうせ避けられないのなら、わざわざ
[GK]コマを動かす必要すら無いのかも知れません。しかし《青》は、それで
《赤》に自由な一手を余計に与えてしまうのも気分が良くないということで、
[GK]を曖昧な位置に逃げさせておくことにしました。

 下図の位置に[GK]を動かして、第134手終了です。
 《青》にとって現在重要なのはむしろ時間の経過。
 進めて、後半42分になります。

ファイル 86-2.jpg

 

 
 ――と、ここで《青》は試合終了を焦るあまり少々いい加減な手を
指してしまいましたが、実はここでは、《青》にとってより良い手が
ありました。
 次の《赤》サイコロシュートは避けることはできないにしろ、その
また次・第137手(後半45分)に更なるサイコロシュートを受ける危険
を避けるための手です。

 それは、下図のような位置に動くこと。
 この位置に[GK]を移動させると、前述のように《赤》にマンマーク
移動からの競り合いで、[GK]がペナルティエリア外に出された上に
サイコロシュートを受けてしまいますが……

ファイル 86-3.jpg

 ……そのシュートが幸運にも外れたなら、[GK]隣接の[Fig]コマで
このように移動&ボール受け渡しをさせることで、ボールをキープ
して以降の《赤》の波状攻撃を回避することができたのです。
 さらにはボールの受け渡し先が[Pas]なので、そこからパスを送り
出して一気にカウンター攻撃に持ち込むことも可能だったでしょう。
 

 
 

●後半43分/第135手

 《赤》の第135手。
 もう《赤》はここに至っては、撃てる限りのシュートを放ち続けるだけです。

 最前線の[Fig]がマンマーク移動で《青》[GK]を追い、ボールを奪ってそのまま
サイコロシュートに持ち込みます。
 時間進んで後半43分に。

ファイル 86-4.jpg

 サイコロを振って……


 1が出ました! ゴールです!

 ついに《赤》が得点しました。
 これでスコアは1対1。この最終盤に同点に持ち込むことに成功しました。

ファイル 86-5.jpg

 
 《青》としては、残り数分を堪え切れなかったのが悔やまれるところです。
 また、先ほど直前の《青》の対応で より良い指し手を紹介しましたが、
ここで失点してしまうのであったら、その良手を指しても結果的には意味が
なかったようですね。

 
 
《つづく》

 
 
 

『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』対局リプレイ・46

 
 
前回よりつづき》

 
《第130手終了時》
ファイル 85-1.jpg

 試合最終盤、同点を目指して最後の猛攻をしかける《赤》。
 [Pas]を駆使してロングボールで左右に揺さぶる《赤》の攻撃に、《青》は
とうとうサイコロシュートを一度は受けることを覚悟するに至りました。
 そんな《青》の動きを見てからの、《赤》の手番からです。

 
 

●後半39分/第131手

 《赤》の第131手。
 残りわずかな試合時間でなんとか得点を生み出す決意の《赤》。
サイコロシュートの一発に賭けることができる態勢は作れました。しかし、
《赤》はここで闇雲に運任せな一発勝負のシュートを放つことはしません。
 残り時間をめいっぱい使って、得点の確率を大きく引き上げることを考えて
いました。

 そのための動きとはこうです。

 
 まず、先に[Pas]が出していたパスは、また中断します。
 ボールは前線の[Fig]には渡らず、[Pas]がまたボールをキープしました。

 移動させる選手コマは、前線の中央、相手ペナルティエリアにいる[Fig]です。
 この[Fig]コマを、右斜め前方に移動。
 これでこのコマの位置はオフサイドになってしまいますが、そんなことは
《赤》は気にしていないようです。

 そして。

 ボールを持つ[Pas]が、相手ゴール中央を目がけて直接、超ロングシュートを
放ちました!

 時間は後半39分に。

ファイル 85-2.jpg

 
 

●後半40分/第132手

 《青》の第132手。
 《赤》が放ったロングシュートは通常のシュートなので、これを放置すれば
相手のサイコロ運に頼る間もなく確実に失点です。

 シュートしている[Pas]コマからは直接ボールを奪うことができない位置関係
にあるので、ここはシュートを受けているGOALコマの側でシュートを切るしか
ありません。
 そして、シュートを受けている[OA]コマに隣接してゴールインを防げるのは、
現状[GK]コマのみです。

 直前までなら、ペナルティエリア前で守備していた右側(《青》主観)の
[Fig]コマを下げることでも[OA]コマに対処できていたところですが、《赤》の
第131手によってその移動コースは塞がれています。

 つまり先ほどの《赤》の手は、シュートを放ちつつ、同時に《青》[GK]に
その対処を強制して、ゴール前に釣り出す意図があったということでしょう。

 それが何のためなのか、ここに至れば《青》にもじゅうぶん理解できるところ
です。しかしすでに、他に選択肢はありません。
 [GK]を動かして、[OA]コマへのボールを取ることでシュートを止めました。

 時間も進めます。後半40分に。

ファイル 85-3.jpg

 
 

●後半41分/第133手

 《赤》の第133手。
 ここから《赤》の、最後の反撃です。

 前線の[Fig]を《青》[GK]に寄せ、ボール奪ってそのままサイコロシュートを
放ちます。

ファイル 85-4.jpg

 
 サイコロを振って……
 

 
 1は出ませんでした。
 シュートはハズレ。得点なりません。

 
 ボールはまた《青》[GK]へと渡りました。
 時間は後半41分に。

ファイル 85-5.jpg

 
 しかし、《赤》の攻勢はまだ続きます。

 
 
《つづく》

 
 
 

『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』対局リプレイ・45

 
 
前回よりつづき》

 
《第126手終了時》
ファイル 84-1.jpg

 
 《赤》がわずかな間隙から《青》の妨害を振り切り、[Pas]からパスを配って
攻撃を組み立てられる形を得ました。
 ここからは[Pas]から飛ぶパスが《青》陣を襲い、《青》はそれを防いでいく
展開になりそうです。

 
 

●後半35分/第127手

 《赤》の第127手。
 パスを送った右サイド(《赤》主観)の[Dri]が、《青》[Spr]によって攻撃の
進路を塞がれました。
 しかし、《赤》の攻撃手段はまだまだあります。《赤》は気にすることなく、
手を換え次の攻めを繰り出します。こんどは逆サイドから。

 
 第123手に左サイド(《赤》主観)の[Dri]が動いたため、左側の自陣にいる
[Spr]の前方進路が開いています。
 この[Spr]を使って、直前《青》の手でディフェンスラインが僅かに下がった
ところを突こうと、《赤》は考えました。

 まず、直前に出していた[Pas]から右サイド[Dri]へのパスは中断し、[Pas]が
ボールを持ち直します。
 そして[Spr]を、相手最終ラインぎりぎりの位置まで一気に上がらせ、改めて
そこを目がけてロングパスを送ります。[Pas]がその特性を発揮し、左右へと
ボールを振る形です。
 時間は後半35分に。

ファイル 84-2.jpg

 
 このままボールを受け、斜め前方移動で相手ペナルティエリアに入り込めば、
こちらからでもシュートチャンスを得ることができます。

 
 

●後半36分/第128手

 《青》の第128手。
 [Pas]の「必ず通る」パスがこんどは逆サイドに振られました。
 《赤》[Spr]からボールを奪うことはできず、近くの[Fig]が接近~競り合い
を行っても位置関係的に《赤》[Spr]のペナルティエリア進入を止めることは
できません。

 結局、《青》は[GK]で《赤》[Spr]の進路を塞ぎました。
 時間も進めて後半36分に。少しでも早く時間が進んで欲しい《青》です。

ファイル 84-3.jpg

 
 

●後半37分/第129手

 《赤》の第129手。
 左から狙った攻撃も《青》に遮断され、また次の攻撃です。
 こんどは再び右サイドから。
 右サイド~左サイドと狙ってさらに右サイドと、《青》を左右に振り回し
ます。

 左サイド[Spr]へのパスはこれも中断。ボールをまた[Pas]に戻します。
 そして動くのは、右サイドの最前線に居る[Fig]コマ。
 第126手に[Dri]の攻撃進路を塞いだ《青》[Spr]に接近し、競り合いで位置を
入れ替えます。

 これで《青》のディフェンスラインはさらに後退しました。
 そして、競り合いによってオフサイド位置でなくなった[Fig]に、三たび
[Pas]からのパスが送られます。
 時間は後半37分に。

ファイル 84-4.jpg

 
 

●後半38分/第130手

 《青》の第130手。
 《赤》が左右に振り分けるパスに翻弄されながらなんとか対応している《青》
ですが、ここでとうとう《赤》の動きを追いきれなくなってきました。

 直前の《赤》の指し手によって、またペナルティエリアの左サイド(《青》
主観)が狙われています。
 《赤》のペナルティエリア内シュートを防ぐには、今度も[GK]で相手進路を
塞ぐしかない状況です。しかし問題なのは、ボールを受けようとしている《赤》
の選手コマが[Fig]であること。
 先ほどと同じように[GK]コマで相手をチェックしても、[Fig]の競り合い能力
で位置を入れ替えられれば、結局ペナルティエリアへの進入を避けることは
できません。しかも、競り合いによって[GK]コマがペナルティエリア外に追い
出されることになり、これは守備面で非常に大きな危険です。

 つまりこれは、この試合中ここまで何度か起きた状況。
「サイコロシュートを最低1回浴びることは避けられない状況」です。

 こうなると するべき対処は、《赤》のサイコロシュートを受けて、それが
幸運にも外れた場合の備えをすること。
 サイコロシュートが外れるとボールは守備側の[GK]コマの手に渡るので、
その[GK]コマを、《赤》の選手コマがすぐに追えない位置に移動させます。

 時間ももちろん進めます。後半38分に。

ファイル 84-5.jpg

 
 このようになったら、普通なら《赤》は次手、そのまま[Fig]がボールを受けて
ペナルティエリアに進入、サイコロシュートのワンチャンスに賭けるところです。

 しかしここで《赤》には、また別のアイデアが浮かんでいました。

 
 
《つづく》

 
 
  

『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』対局リプレイ・44

 
 
 自由配置布陣のサンプル紹介を挟んで、対局リプレイを再開させていただき
ます。試合はすでに後半30分を迎えて、いよいよ最終盤です。

 
 
前回よりつづき》

 
《第122手終了時》
ファイル 83-1.jpg

 
 1点ビハインドの《赤》が自陣深くでボールを回しながら反撃のタイミングを
伺い、《青》はそれを時間稼ぎの手を指し続けて妨害する、そんな攻防が続いて
いる後半30分です。
 《赤》の狙いは、[Pas]をフリーの形にしたところで([Pas]からボールを
奪われない形で)前線の選手たちにパスを繋ぎ、それを突破口に連続的な攻撃を
繰り出すこと。対して《青》の狙いは、それを[Mov]による《赤》[Pas]への
プレッシャーで妨害していくことです。

 中盤にいる[Pas]を後方に下げながら[Fig]とパス交換する《赤》、それに対し
ボールに関わる[Pas]・[Fig]両方に[Mov]で睨みを利かせた《青》。
 そんな状況からの《赤》の手番です。

 
 

●後半31分/第123手

 《赤》の第123手。
 [Fig]~[Pas]間でパス交換中の《赤》でしたが、《青》の動きを受けてパス
を一旦中断。ボールを[Fig]が保持する一方、左サイドの相手陣に居る[Dri]を
左斜め前方に移動。そこへ、[Fig]からパスを送りました。
 時間は後半31分に。

ファイル 83-2.jpg

 
 [Pas]からのパスによる攻撃を狙っていると思われた《赤》ですが、意外にも
[Pas]ではなく[Fig]からパスを出して攻撃の仕掛けを見せ始めました。

 
 

●後半32分/第124手

 《青》の第124手。
 《赤》の仕掛けを受けても、《青》としては慌てることはありません。
 直前の第122手で、先ほどパス交換中だった《赤》[Fig]・[Pas]の両方に対して
[Mov]で睨みを利かせてあります。
 《赤》が[Fig]からのパス出しを選んだなら、[Mov]をそちらの[Fig]に寄せて
ボール奪い、パスを切るまで。これまで通りの時間稼ぎです。

 当然、時間も進めて後半32分になります。

ファイル 83-3.jpg

 
 《赤》は、《青》の手に密かに喜びます。実は《赤》の仕掛けは、《青》の
この反応までを織り込んでのものだったのです。
 次手からいよいよ、《赤》が反撃を始めます。

 
 

●後半33分/第125手

 《赤》の第125手。
 《青》[Mov]にボールを奪われた《赤》[Fig]がそのままボールを奪い返し、
[GK]~[Pas]とボール受け渡しをします。そして右サイド[Dri]が前に一歩出て、
そこへ[Pas]からパスを送りました。
 時間は後半33分に。

ファイル 83-4.jpg

 
 [Dri]が《青》のディフェンスラインぎりぎりの位置に出て、《青》のペナル
ティエリアを狙うコースを得られたところでボールを受けようという形です。

 
 

●後半34分/第126手

 《青》の第126手。
 ずっと《赤》の陣で[Mov]を動かして《赤》の攻撃を妨害し続けてきた《青》
ですが、今の位置関係では、パスを出している《赤》[Pas]に[Mov]をぶつける
ことができません。[Mov]の追跡がとうとう《赤》に振り切られ、《赤》が先手を
取った形になりました。

 《青》はやむなく、パスの受け手である《赤》[Dri]の攻撃進路を、[Spr]を
下げて塞ぐ対応をしました。
 《赤》[Dri]は[Pas]からのパスを受けているところです。「[Pas]からのパスは
妨害されず、必ず通る」というルールにより、[Spr]はここでボールを奪うことは
できません。

 時間も進めて、後半34分に。

ファイル 83-5.jpg

 
 
 《青》[Spr]によって《赤》[Dri]の攻撃進路は妨害されましたが、これで《青》
のディフェンスラインが少し下がりました。
 このわずかな変化を活かして、《赤》はまた次の攻撃を繰り出していくことに
なります。

 
 
《つづく》

 
 
  

『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』自由配置の例・3

 
 ファイル 82-1.png

 前回に続き、自由布陣プレイのための配置サンプル
をさらにご紹介します。

 今回は「極端に攻撃的な配置」2つです。

 
 

■例7・一挙突入狙いの長距離砲シフト

ファイル 82-2.jpg

 
 極端な攻撃意図の配置例です。
 [Spr]・[Dri]といった、長い距離を一気に進むことができるコマを駆使し
て、素早く敵陣深くを突いていくことを狙っています。
 そのため[Spr]、[Dri]共に、めいっぱいの3個ずつをスターティングメン
バーに配しています。

 [Spr]コマは3個ともペナルティエリア幅の内に置いているので、前方進路
に相手選手コマが無ければ、すぐにもボールを持たせて突入~エリア内シュート
を狙うことができます。
 攻撃力としては、ボールを持たなければ長距離移動できない[Dri]に対して
常に大きく上下動できる[Spr]をより重視すべきですが、各[Spr]コマの前後進路
にかすめるように[Dri]を置いてボール受け渡しをスムーズにし、いざという時
[Dri]も威力を発揮しやすいよう配置しています。
 またこれら[Spr]・[Dri]に、[Bal]がその左右移動でボール受け渡しを仲立ち
します。これらの動きが噛み合って、うまくボールが巡る形を作れたら、
相手にはかなりの脅威となることでしょう。

 こうした攻撃力を充分に発揮するには、[Spr]、[Dri]各コマはいずれも、
最終ラインでの守備の役割からは自由でいた方が好都合です。
 試合開始から早いうちの先制パンチが狙いの布陣なので、このような配置を
使うにはとにかく序盤に攻撃を急ぐべきです。
 先取点を得られれば、その先の展開では守備に人数をかけつつ[Spr]などの
カウンター狙いに切り替える等しても良いわけですから。

 
 
 

■例8・力ずくでグリグリ押し込みたい

ファイル 82-3.jpg

 
 最後も、攻撃性を極端に打ち出した配置例です。
 こちらは、4枚[Fig]コマすべてをフォワードとして攻撃陣に突っ込み、
これらの能力で 相手の守備意図などお構いなしに敵陣深くへ進入していこう
という、力押しを狙った布陣です。

 試合開始とともに、とにかく[Fig]各コマを前進させていきましょう。
 前方には一歩ずつしか動けない[Fig]でも、競り合い能力で相手選手コマを
踏み台にすれば、より多く進むこともできます。そして、相手は[Fig]コマで
でもなければ、この進行を止めることはできません。
 このやり方を見て、相手はディフェンスラインを高く上げてオフサイドに
かける守備対応をしてくるかもしれません。そんな場合も、落ち着いて最終
ラインを成す相手選手コマに[Fig]を寄り添わせていけば、機を見た競り合い
でディフェンスラインの裏に抜け出したり、ラインの統率を崩したりする
ことができるはずです。

 
 一方、このように攻撃面でパワーが増している分、当然、守備陣に[Fig]コマ
を置くことができません。これは守備の堅固さにおいて意外なほど影響が大
なので、巧く守ることに工夫や機転が必要になってきます。

 図では、自陣の中央を守るディフェンダーとして[Pas]を起用しています。
これは、一歩ずつながら全方位に対応できる堅実さを買っての選択です。
実際に守る上では、後方の[GK]、前方の[Bal]との連携に常に目を光らせて
いる必要があるでしょう。
 時には、妥協して[Fig]を後方に下げて守備対応しなければならない場面も
あるでしょう。そんな時 後方に下がりやすいのも[Fig]コマの長所です。

 サイドバックの位置には、あくまで一例として、カバー範囲の広い[Mov]と
カウンターを伺う[Spr]を左右に置いています。これらコマ選択や位置関係に
は、図で示した形以外にいろいろなパターンが考えられるでしょう。

 また、交替要員に[Spr]・[Dri]という「足の長い」コマが2つずつ控えて
いるので、タイミング良く交替投入すれば、カウンター攻撃を繰り出しながら
効果的に布陣の意図そのものを転換していくことも可能です。
 極端シフトとはいえ、柔軟に戦うこともできる布陣といえるでしょう。

 
 
 
 ――以上、考え方をより極端にした場合の新たな選手配置例を4つほど
ご紹介しました。

 これらのように攻撃/守備どちらかに特化した布陣で試合をスタートしても、
実際にどう試合を戦っていくかは、それを使う人の考え方によって千差万別
です。
 超攻撃的シフトでスタートして早々に1点をもぎとったとして、そこから
またさらに攻め続けるのか。はたまた一転、選手たちを一気に後方に下げて
守りを固め、逃げ切りを図るのか。
 逆に守備的布陣でいても、相手が簡単に守備網にかかってくれる様ならば、
カウンターの機会も増え、むしろたくさんの攻撃チャンスを得られる、という
こともあるでしょう。
 相手もあってのことですし、当初プランと展開が異なってきたなら、状況に
合わせて柔軟な対応が勝つためには求められるでしょうし、それがサッカーの
面白いところでもあります。

 
 
 

『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』自由配置の例・2

 
 ファイル 81-1.png

 進行中の対局リプレイも後半30分。
 ここで最後に挟むインターバルとして、自由布陣プレイのための配置サンプル
をさらにご紹介しましょう。

 今回ご紹介するのは、より極端な戦い方を志向した選手配置です。
 「極端に守備的な配置」
 「極端に攻撃的な配置」
 ……と2回に分けて、それぞれ2つずつ例示します。

 ということで、今回のサンプルは「極端に守備的な配置」2つです。

 前回の配置サンプルはこちらに。

 
 

■例5・ペナルティエリアを選手で埋め尽くそう

ファイル 81-2.jpg

 
 極端な守備的姿勢を企図した配置例です。
 選手の大半を自陣ペナルティエリア内に並べ、ゴール前を固めることで、
相手の効果的な攻撃 ~ とりわけペナルティエリア内からのシュート ~ を
阻みます。

 「ゴール前を固める」といっても、選手数の都合上、ペナルティエリア内の
全てのマス目を選手で埋め尽くすことはできません。それに、選手が隙間なく
ギュウギュウにひしめいていたら、相手の[Fig]コマが接近すればいとも簡単に
ズタズタにされてしまうでしょう。
 そのため、各選手コマは互いに直接隣り合わないようにしつつペナルティ
エリア際に並んで守るという、図のような形になっています。

 守備陣全体でのペナルティエリア内外のサポート能力を高めるために、基本
的な選手構成から[Pas]をサブに下げて代わりに[Mov]を2枚にしています。

 また これでも、相手[Fig]コマが脅威であることには違いありません。
 [Fig]コマがペナルティエリア外に控えているのは まさにその対策で、相手
[Fig]が突破を狙って近づいてきた時には、これら[Fig]コマの競り合い能力に
よって早めに相手コマを遠ざけるようにしましょう。
 中央前方の[Fig]コマは、唯一のカウンター要員として前線に出していくべく
この位置に置かれていますが、状況によっては他の[Fig]を助けて守備に回る
こともあるでしょう。そうすると反撃を狙う力が大きく減退してしまいそう
ですが、ペナルティエリア内からでも[Spr]コマの前方に進路を確保しておく
ことで、相手にプレッシャーを与え続けることができます。

 
 

■例6・ペナルティエリアに相手選手を断固として入れまいぞ

ファイル 81-3.jpg

 
 これも、守備的に極端な配置例です。
 例5と同じように、自陣ペナルティエリアに相手を寄せつけないことを狙った
ものなのですが、こちらはペナルティエリアの中を固めるのではなく、エリアに
達するその手前で相手を防いでしまおうという意図があります。

 ペナルティエリアの前に選手コマ7つで横一列のラインを敷いて、一枚の
強固な壁とします。そして防衛ラインの前方に[Bal]コマ2つを置くことで、
その横移動能力を活用して防衛ラインの隙間をケアする形です。2つの[Bal]は、
互いの横移動を邪魔せずカバーし合えるように、縦位置をずらして配置します。

 「相手を防衛ラインの向こう側には行かせない」という考え方を基本として、
防衛ラインの壁と[Bal]とをうまく連携させ、攻撃を狙ってくる相手選手コマを
「壁」の手前で阻止していきましょう。
 この「壁」がうまく機能している間は 相手コマはペナルティエリアにボール
を持ちこんで来ることは無いので、つまり危険なシュートを受ける危険を排除
できます。

 相手の[Mov]や[Fig]の競り合い能力で「壁」ラインを突破されても、ボールを
持っていない分には気にすることはありません。
 後で突破した選手に相手がパスしようとしても、それは悉くオフサイドです。
 慌てずラインの維持に努めましょう。(ラインに穴を開けられたら、その補修
を最優先すべきです)

 怖いのは、ボールを持って「壁」ラインの隙間を突破しよう狙ってくる相手の
[Spr]コマです。最大3個の[Spr]コマにどう対処するかが考えどころになるで
しょう。

 
 
 「壁」ラインを形成する選手構成には、ボールを持っていない時の移動能力に
弱さがある[Dri]と、逆に移動の大きさが守備ラインに穴を作ってしまう原因に
なるかもしれない[Mov]とをスターティングメンバーからあきらめて、代わって
[Fig]、[Pas]を投入しています。
 一歩ずつながら全ての方向に移動できる[Fig]、[Pas]の特性が、「壁」ライン
の穴を絶えず埋めていく役割に適しているという考えからです。

 サブに回した[Dri]と[Mov]は、わずかな好機で攻勢に出る時に、交替投入で
活かす方向で考えましょう。

 図の前線右サイドに置いている[Spr]は、唯一攻撃機を窺うための選手です。
相手布陣の間隙を突くことが狙いなので、相手の配置について何か予測ができる
なら、隙ができそうな位置に合わせて初期位置を決めるといいでしょう。

 
 
 
 ――ここまで、「極端に守備的な配置」2例をご紹介しました。
次回は続きまして、「極端に攻撃的な配置」を取り上げます。

 
 
 

『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』対局リプレイ・43

 
 
前回よりつづき》

 
 反撃のパスを狙う《赤》。対して、時間を空費させるべくひたすらボール
保持者を追いかける《青》。
 じりじりした展開が続きます。

 
 

●後半26分/第118手

 《青》の第118手。
 また[Mov]を《赤》[Pas]を狙える位置へと移そうと、元の位置に戻します。
 もちろん時間も進めて後半26分に。

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●後半27分/第119手

 《赤》の第119手。
 ここで《赤》は、ただ逃げるのとは異なる手を打ちます。
 執念で追いかけてくる《青》[Mov]を引き剥がすためです。

 《赤》、[GK]を動かして《赤》[Pas]に隣接させました。
 [Pas]・[GK]・[Fig]と隣接して連携した形ですが、しかしそれを生かして
ボール位置を動かすことはせず、そのまま[Pas]がボールを保持します。

 時間は後半27分に。

ファイル 80-2.jpg

 
 

●後半28分/第120手

 《青》の第120手。
 《赤》が何をしようと、《青》の目的は「できるだけ手数をかけさせる」
ことなので、打つ手に迷いはありません。
 [Mov]を移動、《赤》[Pas]に隣接させてボールを奪いました。

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 ここでもし《赤》[GK]の現在居る位置が空いていたなら、《青》は躊躇なく
そちらに飛び込んでボールを奪い、(この位置はペナルティエリア内なので)
そのままサイコロシュートを放っていたことでしょう。
 仮にそのシュートがゴールになって2点目が入ったなら、試合はその時点で
ほぼ決まりです。
 しかし《赤》もさすがにそれは許さなかったということでしょう。

 とはいえ そうだとしても、次の《赤》の出方によっては、後で《青》[Mov]
を[Fig]に交替させて競り合いによるペナルティエリア内シュートを狙ってみる
のも面白いかもしれません。

 ともあれ、時間はまた進めて後半28分に。

 
 

●後半29分/第121手

 《赤》の第121手。
 これまで《青》[Mov]に執拗に追われていた交替投入の[Pas]が《青》[Mov]
からボール奪取し、[GK]を通じて[Fig]に受け渡します。
 そして、試合開始時からすでに居るもう一方の[Pas]を広い空間のある方へ
後退させ、そこにボールをパスで送り込みました。

 時間は後半29分に。

ファイル 80-4.jpg

 
 ここしばらく試合に関与していなかったもう一枚の[Pas]に、ここでまた
新たな役割を与えようということでしょうか。

 
 

●後半30分/第122手

 《青》の第122手。
 ここに来て、《赤》が新たな動きを見せてきました。
 いまパスを交わしている《赤》の[Fig]と[Pas]に対しては、[Mov]はじめ
《青》のどの選手コマも一手で追いすがることはできません。

 ここはやはりこれまでどおり、「次の一手でパスを妨害できる」という
位置取りをして、《赤》に睨みを利かせる他なさそうです。

 考えて、《青》は[Mov]をまた元の位置に戻しました。

ファイル 80-5.jpg

 
 この位置ならば、パス交換中の[Fig]と[Pas]、どちらにも一手で隣接でき
ます。

 時間も進めて、いよいよ後半30分を迎えました。

 
 
《つづく》

 
 
 

『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』対局リプレイ・42

 
 
前回よりつづき》

 
《第113手終了時》
ファイル 79-1.jpg

 
 《赤》が自陣深い位置に[Pas]を交替投入し、その特技「必ず通るパス」で
反撃しようと狙っています。パスを受けての攻撃を狙えそうなルートは複数
あり、状況は《青》にとってやや不利と言えそうです。

 
 

●後半22分/第114手

 《青》の第114手。
 予想される《赤》の攻撃にどう対するのが良いでしょうか。

 《赤》[Pas]のボールを直接狙う守備ができればベストでしょう。
 現在それを狙えるとしたら唯一、前線の[Mov]ですが、《赤》[Pas]に隣接
させるには2手かかります。いざここで[Mov]を《赤》[Pas]に接近させたら、
《赤》はあわてず、その都度《青》[Mov]が隣接できない位置に[Pas]を移動
させるだけでしょう。
 いずれ攻撃のパスは飛んできます。

 しかしそれでも、と《青》は考えました。
 慎重に・的確に《赤》[Pas]を追いかけ続ければ、おそらく数分の時間を
稼ぐことはできます。もしかしたら追いかけられるプレッシャーに、《赤》が
ミスをしてくれるかもしれません。

 意を決して、《青》は《赤》[Pas]の方へと[Mov]を寄せていきました。
 そして、時間も進めて後半22分に。

ファイル 79-2.jpg

 
 

●後半23分/第115手

 《赤》の第115手。
 《青》[Mov]がボールを持つ[Pas]に接近してきたので当然、次手にボールを
奪われないよう対応しなくてはなりません。
 対処といっても、《青》[Mov]の隣接できない位置へ[Pas]を移動させるだけ
です。
 時間は後半23分に。

ファイル 79-3.jpg

 
 

●後半24分/第116手

 《青》の第116手。
 時間稼ぎのため、まだ[Mov]で《赤》[Pas]を追います。
 [Mov]を次に隣接できる位置へ移動。
 《赤》[Pas]が逃げなくてはいけないよう促します。
 時間も進めて後半24分に。

ファイル 79-4.jpg

 
 

●後半25分/第117手

 《赤》の第117手。
 これもまた[Pas]が逃げるだけです。

 時間は後半25分まで来ました。

ファイル 79-5.jpg

 
 時間稼ぎを狙う《青》と、パス出しのタイミングをうかがう《赤》。
 その意図が実を結ぶのはどちらでしょうか。

 
 
《つづく》

 
 

『サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?』対局リプレイ・41

 
 
前回よりつづき》

 
 攻勢を強めるためにいよいよ選手交替も駆使し始めた《赤》。
 さっそくの攻撃を、《青》はオフサイドトラップでうまくかわします。
攻めを組み立てなおす《赤》の次なる手は?

 
《第110手終了時》
ファイル 78-1.jpg

 
 

●後半19分/第111手

 《赤》の第111手。
 《青》のオフサイドトラップによって前線の[Fig]がオフサイド位置にされて
しまったため、先の手で送った[Fig]へのパスは通せなくなりました。
 必然、ボールはパスを送り出した[GK]に戻り、《赤》はそこからあらためて
手を考えることになります。

 《青》が最終ラインを上げたことで《青》守備陣のコマ間の距離が縮まり、
その隙間でパスを受けるのが少々難しくなりました。
 ならばと、《赤》は[Pas]のパス能力で突破口を作ることを狙い、2人めの
選手交替を行います。

 右サイドの[Spr]を[Pas]に交替。
 そして、その[Pas]にパスを送りました。
 時間は後半19分に。

ファイル 78-2.jpg

 時間も押し迫ってきたこともあり、1点をもぎ取りに行く選手交替に躊躇が
ありません。

 
 

●後半20分/第112手

 《青》の第112手。
 次手、《赤》は現在パスを受けている[Pas]からパスを送ってくることは
必定と考えられます。
 そこで、さしあたりボールを持つと危険そうな相手選手コマに対して先に
ケアしておこうと判断しました。

 左サイド(《青》主観で)にいる《赤》[Dri]が、ボールを持った時に
自陣ペナルティエリアへのドリブル進入コースが開いているので、[Spr]を
動かしてこれを塞ぎます。
 時間は進めて後半20分に。

 《赤》[Dri]の進路を邪魔しつつ、同時にずっと前方の《赤》[Pas]へも
睨みを利かせる手です。

ファイル 78-3.jpg

 
 

●後半21分/第113手

 《赤》の第113手。
 [GK]から[Pas]へのパスは妨害されることもなかったので、まずボールは
[Pas]のもとに落ち着かせます。

 そして、慌てて攻撃に移ることなく、直前の《青》の動きを見てこれに
対応します。
 [Bal]が位置をずらして、第112手で動いた《青》[Spr]の前方への進路を
塞ぎました。交替で入った[Pas]が余裕を持ってパスを配れる態勢を、とに
かく重視した形です。
 時間は後半21分に。

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 《青》としては、これを受けて次にどう出るのが良いのでしょうか。

 怖いのは、《赤》が前線中央の[Fig]をこちらのディフェンスライン上に
後退させつつパスを送って来られるか、あるいは左サイド(《青》主観で)に
いる《赤》[Dri]が前に出たところ、これもディフェンスラインぎりぎりの
所にパスを送り込まれるか……といったところでしょうか。

ファイル 78-5.jpg

 来るのは[Pas]からのパスなため「必ず繋がる」わけで、ボールを受ける側
の相手選手コマに対して守備をすることは不可能です。

 両方を同時に阻止できる手があればベストでしょうが、そんな手はあるの
でしょうか?

 
 
《つづく》